最近はコロナ禍で何かとニュースになるインドですが、私はだいぶ前にインドのとある街に住んでいたことがあります。
インドは一生で行かないだろうと思っていたところランキング1位だったのですが、何の因果か、仕事のため何年か暮らすことになりました。
通勤途中の路上にはいろいろな動物がいます。お馴染み御牛様たち。インドでは神様です。
山羊、ちょっ、多い・・・。カレーの具にもなります。
スズキの車、ヤマハのバイク、なんだかんだ熱く話し込んでいる人たち。よくあるインドの道路端の風景です。こんな景色を毎朝毎夕見ながら通勤してました。
さて、そんな所で、楽しみの一つは現地食を食べることでした。
最初ホテルで暮らしていた頃、朝食ブッフェにいろんな現地食があったので毎日少しずつ試しに食べていました。写真は南インドの代表的な朝ごはんメニューの盛り合わせです。
上半分はご飯やパンみたいな主食系です。真ん中のドーナツみたいなのがワダ、ひよこ豆で作って揚げたもの。右上はプーリー、言わば揚げパン。左上はドーサ、言わばクレープです。
主食系は味が付いていないので何か付けて頂きます。どれも素朴な風味で飽きが来なくて美味しかったです。
右下は南インドの言わばお味噌汁とも言えるサンバルです。これは普通に美味しいし野菜がたっぷり入っているので健康のためにも毎朝食べてました。
左下のカラフルなソースは、チャトニと言ってディップみたいな存在です。ミント、マンゴー、ココナツなどの種類があって、箸休めみたいにご飯やパン類にちょっと付けて食べて味変を楽しみます。
どれも美味しいのですが、どれも辛かったです。タイトルを書いていてあらためて認識したのですが、カライとツライは同じ漢字を書きますね。(これぞインドの生活です😊)
さて次は昼飯の一例、日本でもこのところよく見るようになってきた南インドカレーです。周りのおかず系の小皿が10個ほど、このように盛り合わせ形式で出てくるものをミールス(meals)といいます。
真ん中にはご飯やパンなどの主食系のアツアツを何種類かサーブしてくれます。南インドカレーは基本的にベジタリアンカレーでシャバシャバな感じ。さっぱりしていて私たちにも食べやすいです。
南インドに住むインド人は大多数がベジタリアン(ベジ)なのです。ベジかノンベジか、ベジの人たちの中でも牛乳はいいとか卵はダメとか、生まれた家系(=信じる宗教)によって決まると聞きました。
食べ物や宗教、言葉、文化について「インド人は○○」と一括りにはできません。言葉一つとっても州境を超えると話す現地語も違うので、英語など共通語を離せない人だと他州の人と会話できません。
事程左様に多様な民族・宗教・文化が混在する国インド。驚きの連続だったインド。とても一日で語り尽くせるものではないので、あらためて何か書かせて頂きたいと思います。
最後に、家の近くでお気に入りだった場所の写真を。
一種類しかないのでイヤというほど飲んだKingfisherビール。海辺で風に吹かれながら飲むよく冷えたビールは何の種類でも最高に美味しいです。あそこに海とKingfisherがあってほんとによかった!
ちょっと和んだところで、今日はここまで。
また明日。
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