大根の栽培記録|播種から間引き・害虫駆除・収穫・食レポも  

家庭菜園
グレず虫も付かず真っすぐに育ってくれた孝行娘たちです。

寒くなってきました。

大根の美味しい季節です。

夏ごろから、今年は是非やってみたいと思っていた冬野菜です。

この記事を書いている12月半ばにはちょうど食べごろになって、毎日のように食卓を賑わせてくれています。

そんな大根の栽培記録をまとめてみました。

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土づくりから播種の準備まで

初めて作るので、すべてのステージにおいて心を込めて仕込みます。

ホームセンターの種コーナーの前でさんざん迷った挙句に選んだのが写真の品種です。

あまうま総太り、天候不順にも強い年内どり・・・よし、バッチリでしょう。

私の住んでいる地域は美味しい大根の一大産地である三浦半島に近く、きっと美味しいのができると信じて土づくりから取り組みました。

苦土石灰に葉山牛の発酵牛糞堆肥を真夏に仕込んでおいた場所に、長い大根もすくすくと地中に伸びることができるように深い溝を掘りました。

大きなスコップで粗起こししてから鍬でさらに深く掘り、土の塊があれば砕きながら大根のベッドを整えます。

こんなに深く耕したのは初めてです。

それも美味しくて真っすぐ伸びた可愛い大根のため。

深く掘れたら、今度は埋めてさらに高く土を盛って畝を立てます。

掘った深さと畝の高さで、どんなに長い大根でも心地よく伸びることができるフカフカのベッドができました。

そうしたら今度はシーツを被せます。

寒い冬に向かっていくので、熱を逃がしにくい黒マルチにしました。

植え穴を開けアーチパイプを設置します。

播種・ネット張り・間引き

種をまいたらすぐにネットを被せます。(防虫ネットの張り方についてはこちらをご覧ください)

空からの虫の侵入を完全に防ぐため、可愛い大根を大事に守ります。

播種の日付は9月11日でした。

数日で発芽してこんな感じになりました。

上の写真は9月16日の様子です。

真新しいベールに包まれて過保護に育つ大根娘たち。

ぬくぬく&すくすく伸びておくれよ。

9月末になると本葉が出て来ました。

そろそろ一回目の間引きをします。

私はこの日、植え穴ごとに2本になるように間引きました。

後から知ったのですが、2本立てにするまでにもう一回ぐらい小規模な間引きを挟むべきだったようです。

大根の間引きはいきなり一本立てにせず、じわじわ何回かに分けて、準々決勝・準決勝・決勝ぐらい気長にやるのがいいのだそうです。

何事も下調べは入念に行うことが必要ですね。

害虫パトロール

上の写真は一本立てにした後、10月16日の写真です。

種を播いてから1か月とちょっと経った頃です。

もうだいぶ大根の葉らしくなっていますね。

種がこぼれたみたいで、畝の右側に一本生えています。

なかなか元気に育っていたのでそのままにしておきました。

一本得した気分です。

虫喰いは少しあるもののネットを掛けた効果でほぼ問題ないレベルでした。

防虫ネットの天井まではまだ余裕がありますが、ネット内でだいぶ存在感が出てきました。

10月と言えばまだ暖かいので害虫が付きやすい時期です。

特に今年は11月の半ばまでかなり暖かな好天の日が多くありました。

その分、野菜の成長には良かったのですが、虫たちにとっても過ごしやすい気候だったようです。

他の野菜、例えばキャベツや白菜と比べて大根はさほどでもありませんでしたが、やはり青虫・芋虫系の小さな虫が付くようになりました。

農薬を使わない私に残された武器はテデトール、そう、手で取ーるです。

しゃがんだ姿勢でピンセット片手に、一本一本の大根を目を凝らして丹念に見て回ります。

これがなかなかキツかった。

でも可愛い大根たちのため、やるしかなかった。

収穫、そして人生最高の大根を味わう

11月に入ると青首大根の青首が地上に顔を出し始めました。

上の写真は11月3日時点の姿。

こちらは11月11日。播種からちょうど2か月です。

11月23日、いい太さになりました。

飛び出し具合も一人前です。

となれば収穫です!

真っすぐ育っていてくれと祈りながら引き抜きました。

この一本、人生初の自家製大根の収穫でした。

す、素晴らしい!

ズドンと真っすぐに伸びた白い柱、満足の太さ、惚れ惚れする姿です。

2か月超にわたる愛情とハードワークが実を結んだ瞬間でした。

あまりの興奮でサイズを計測するのを忘れてしまいましたが、長さは35センチぐらい、直径7-8センチといったところではなかったかと思います。

初ものは、大根の味がダイレクトに分かる風呂吹き大根にして早速頂きました。

大根葉も刻んでそぼろ餡に混ぜ込み歯応えを楽しみます。

絶品です・・・。

肌理細かさ、柔らかさ、瑞々しさ・・・すべてが今までの半世紀に食べた大根の上を行きます。

まさに言葉を失う旨さ。

大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に美味しい大根です。

お世話になった方々に一本ずつ配って回りました。

みんな口々にほめてくれました。

畑をやっててよかった、大根育ててよかったと思いました。

興奮の余りちょっとのぼせてしまったみたいなので、もうこれくらいにしておきましょう。

ではまた。

コメント

  1. ヒロ より:

    形も味も食感も完璧です‼️
    皮も漬けてパリパリと美味しく頂きました。ありがとう〜‼️

  2. リヒトン より:

    美しい大根ができるまでに、こんな作業があるのですね。
    すごい!

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