三浦半島ぶらり満足ハイキング

トレッキング

まだまだ寒い2月初旬、いつものトレッキング仲間と三浦半島の左下辺りを歩いて来ました。

京急線の三崎口駅まで電車で南下して、駅前バス停の2番のりばから京急バス三9(城ケ崎行き)に乗り込みます。

着いたのは三崎港。真冬の澄んだ空気に青空がキリっと映えてます。

歩き始める前に三崎まぐろや三浦野菜の産直「うらり」に立ち寄りました。

(うらりのサイトはこちら☞ https://www.umigyo.co.jp/

目当てはまぐろの「とろまん」です。

見かけは肉まんと何も変わりません。

ホクホクのとろまんをハフハフと齧ってみると・・・

中身もまさしく肉まん

味も、肉まんです。

マグロのトロっぽさは、うーんあんまり感じなかったけどとても美味しかったから満足です(^▽^)/。

二階の野菜売り場では旬の三浦野菜をリーズナブルな値段で買うことができます。

私はそこで買った芽キャベツ一株をザックに突っ込んで、さて、そろそろ歩き始めましょう。

海沿いの道はずーっと富士山の絶景を拝みながらのルートです。

行き交う人や車はほとんどなく、静かでのどかな冬の漁村。

漁師さんですかね、ベンチやソファーに腰かけて富士山を正面に見ながらおしゃべりなんて、贅沢な時間ですね。

まだまだ寒いのですが光の量がすごくて空も水も富士山もくっきりキレがあります。

この日のルート上にはところどころに北原白秋の歌についての説明書きが立っていました。

いわく白秋は齢27歳の頃この地に一時期暮らしていたことがあり、人生の岐路に立っていたのだとのこと。

海の向こうに聳える富士山を見ながら、あれやこれや思い悩んでいたんでしょうかね。

近くの城ヶ島には白秋記念館があり白秋の三崎での足跡をたどる展示が行われているそうです。

みうら観光ガイド白秋記念館のサイトはこちらです→ https://miura-info.ne.jp/sightseeing/themepark-3/

あとで知ったので今回行けませんでしたがまた訪れる機会があれば行ってみたいです。

ひとしきり歩いたら小腹が減ってきました。

小さな公園があったので小休止しました。

私たちのトレッキングにはこのカフェタイムが欠かせないひと時なのです。

外で飲むコーヒーや食べるご飯はなんでこんなに美味しいんでしょうね。

写真では分かりづらいと思いますが、これは野生のきくらげです。

このところの乾燥した天気のせいで完全に干しきくらげになっています。

水でもどせば炒め物などに入れて美味しく食べられます。

きくらげ名人は生えている場所の嗅覚が効くみたいで、ほんとに上手に探してきます。

私も少しお裾分けをもらい家で白菜クリーム煮に入れて美味しく頂きました。

こんな入り江の景色もどこか非日常な感じで好きですね~

ちなみにここは油壷。油をたたえたお洒落な水際・・と言いたくなりますが、その名のいわれには実は壮絶な歴史がありました。

かつてこの地に城を構え治めていた三浦一族が北条早雲の大軍に攻め入られ防戦空しく全滅、追い詰められて海に身を投げた兵の流した血潮がすさまじく海を真っ赤に染めていた・・・。

血あぶらの油壷、今では本当にのどかなところで見る影もありませんが。

かつて城(新井城)があったという高台から海を目指して下っていくと瀟洒なビーチに出ました。

さながら鄙びたリゾートのプライベートビーチという感じの静かな浜辺です。

写真はカメハメハ大王の渚という常設の海の家( https://kamehamehadaio.com/) だそうでこの日も営業していました。

中には入りませんでしたがバーベキューなどが食べられるようです。

さて、トレッキングも後半に差し掛かりました。

上のルート図の中ほど、西に突き出た半島の下に見える湾が油壷、先端がカメハメハ大王の渚です。

そこから東に戻り緑色のエリア、小網代の森へ向かいます。

森に入る前に白髭神社があります。

航海安全大漁満足・長寿、中高年カヤッカーとしてはどちらも必要なので時間をかけてしっかりお祈りしました。

小網代の森は、相模湾に面した約70haの森です。

森の中央にある谷に沿って流れる「浦の川」の集水域として、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境と言われています。

(神奈川県の公式サイト内、小網代の森について https://www.pref.kanagawa.jp/docs/d2t/kankyo/p820028.html からの引用)

海からほど近いところに大きなテラスがあり、ここでお昼を食べました。

広々して気持ちのいいテラスです。

海から内陸へと川に沿って木道が続きます。

今は枯草の冬景色ですが春には緑の湿地になるのでしょう。

ほんの短い距離ですが景色が徐々に山のそれに移り変わって行きます。

コンパクトながら本当の手つかずの自然、なかなか面白いところです。

小網代の森を抜けたらバス通りに出ました。

そのまま真っすぐ三崎口駅まで歩く道を行きます。

ゴールは目の前、となれば頭によぎるのはコレです。

まさに絶妙のタイミングで生ビールが飲める居酒屋を駅前で発見!

たくさん歩いたご褒美の一杯・いや2~3杯を堪能しました。

というわけで、まだ山へ行くには寒くて気持ちが乗らない1月2月、光まばゆい三浦半島の散歩道、おすすめです。

ではまた!

コメント

  1. yumi より:

    小さな旅の雰囲気がそのまま伝わりました!!
    スポット情報もあって👍

    • umiyamakitchen より:

      yumiさん、気づくの遅くてごめんなさい!コメントいただきありがとうございます。久しぶりなので使い方忘れていたりしますが思い出しながら今年はがんばってブログ書いて行こうと思います。

  2. リヒトン より:

    面白かったです。
    久しぶりのブログ嬉しいです。リヒトン

    • umiyamakitchen より:

      リヒトンさん、お読みいただきありがとうございます!ブログ再開しましたので、よかったらまたサイトに遊びにいらしてください。

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