逗子の秘境ハイク|お手軽なのに非日常感あふれる神武寺→鷹取山

トレッキング
遺跡ですか?

冬から春先は山歩きが楽しい季節です。

まだ寒いのですが歩けばホカホカ、良い運動になるし気分が良いし。

あまり知られていないかもしれませんが、山に囲まれた逗子には近くに歩き甲斐のあるハイキングコースがたくさんあります。

そんな逗子近辺の代表的なハイキングコースの一つが鷹取山、実は今回行くまで行ったことがありませんでした。

正直あまりに身近過ぎて高をくくっていたところがあるのですが、行ってびっくり玉手箱、嬉しい誤算でした。

では早速、参りましょう。

トレッキングのスタートは京急神武寺駅です。

逗子から神武寺駅に着くと、写真左上にある米軍設備専用出口とは反対側の出口から大通りに出ます。

大通りに出たら左に折れて線路沿いに進みます。

7-8分歩くと逗子中学校の校庭が見えるので、そこを右に入ります。

校庭沿いの道を山の方へ進むとやがてせせらぎという老人ホームが見えてきます。

そこから山道が始まります。

池子石は、今でも逗子の昔ながらの邸宅の外壁の土台などに見られます。

これですね。

長い月日で付いた苔のせいでしょうか、独特の緑がかったグレーの味わい深い石です。

あちこちに石を切り取ったような場所が現れて、廃れた感じが良い雰囲気を醸しています。

神武寺方面に向かいます。

35分ほど山を登っていくと神武寺に到着します。

門をくぐって中へ進みます。

逗子八景の一つにもなっている神武寺晩鐘はこの鐘の音です。

鐘楼は1859年(安政6年)の建物で、梵鐘はもともと1623年に造られましたが、第二次世界大戦の際に供出され、現在のものは昭和25年に造られたとのこと。

こんな山奥に立派な山門があったんですね~、もっと早く来ればよかったです。

鎌倉タイムによると、神武寺は修験道の霊場ともされた天台宗の寺院です。

724年、行基菩薩が聖武天皇の命により十一面観音、釈迦如来、薬師如来の3つの像を彫り祀ったのがその始まりだと言われています。

その後、857年に、慈覚大師円仁により天台宗に改宗されたとのこと。

なんと1,300年にも上る歴史があるお寺なんですね。

さて、神武寺から続く石畳の急坂を上りつめると石碑があり、尾根づたいに進むと鷹取山の頂上に出ます。

すると、いきなり現れるのがこの高い壁、一見なにかの遺跡かと見まがうような光景に圧倒されます。

そしてその壁をよじ登る人!

もともと石切り場だったところを利用したクライミング用の岩場です。

さらに進むとこっちにも岩場、そして取りついているクライマーが。

山のてっぺんでさらに岩登り、すごいですねぇ。

尚、横須賀山岳協会によると鷹取山でクライミングをするためには事前に岩場利用の登録をしなければならないとのことですのでご注意ください。

さて、ちょうどお昼時なので山ランチにしましょう。

地物のしいたけを焼き、

餅を焼き、

メンバーの一人の実家愛媛から届いた練り物を焼きます。

山で食べるご飯はなんでこんなに美味しいんでしょう!

お昼を食べてしばらくゆっくりした後、そろそろ下りに入ります。

このカワイイ貼り紙を見て一同クスっと笑い、おススメ通り写真を撮りました。

元気になれるかな?

鷹取山の頂上(鷹取山公園)から京急線の六浦駅まで、住宅地を通る道を下っていきます。

30分程度で駅まで着きました。

およそ2時間の短い行程でしたが変化に富んでいて非日常感を味わえる良いルートでした。

また行きたいと思います。

ちなみに今回のルートは下記の本に載っているハイキングコースを参考にさせて頂きました。

土日に気軽に行けるルートがたくさん載っていて、神奈川県在住の私には重宝しています。

ではまた。

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