九段下へ 印流のおもてなしに振り回されるも、思わぬ発見もありました  

散歩
さわやか~

今日は午前中で仕事を切り上げて、珍しく、本当に久しぶりに東京へ向かいました。訪れたのは九段下です。

目的地に行くには2番出口がいいそうです。深い地下からエスカレーターを3つぐらい乗り換えてやっと外に出ると、おぉ~、緑がこんなにも眩しいところなんですね。

左手に現れたのは長州藩士、品川弥二郎の像です。明治のお偉い方ですね。

もう一人、この方は薩摩藩士、大山巌の像です。こちらもお偉い方です。

むむ?いきなりこれまでの道と趣の変わった看板が登場。目的地に近づいて来ました。

はい、ここに用があったのです。ところがこんな貼り紙が。

私の用事は最初に書いてある領事業務です。午前中しか受け付けないなんてインターネットのサイトには書いてなかったのに。ここに着いたのはもう2時半でした。

つまり出直さなければなりません。この国には住んでいた時からいつもやられているので、今日もそんなにうまくいくわけがないと思いながら行きました。で、やっぱりちゃぶ台返しを食らいました。

インターネットに出ている電話番号に事前に何度も電話したのですが、何度かけても誰も出ませんでした。一大国の大使館なのにね。

固く閉ざされた門の向こう側で門番をしていたおにいさんに、ネットに書いてなかったですよ、1時間以上かけて来たのに。電話しても誰も出ないし・・・ブツブツブツと文句を言ったら、

つながる電話を教えてあげます。と、電話番号を教えてもらい、そこに掛けてみるとすぐに出ました。出た人に英語で用件を話して担当につないでもらうと、今度は日本語を話せる人でした。

受付時間、持ってくるもの、料金・・・テキパキといろいろ丁寧に説明してくれました。とりあえずもう一回来れば用事は済ませられそうです。正直、予想していたほど悪くなかったです。

ということで気分を切り替えて、わざわざ午後休を取って電車賃使ってせっかくここまで来たのだから、この雰囲気のいいエリアを散策してみることにしました。

あまりにも有名なこの神社、先ほどの大使館から道路を隔てたすぐ向かいにあるのですが、私はまだ一度も中に入ったことがありませんでした。

一度は行ってみたいと思っていたので、この機会にお参りしておこうと思って入り口へ。なんとも広い。緩やかな上り坂の向こうに大鳥居、その向こうの本殿は見渡せないような造りになっています。

では中へ進んでみましょう。

大鳥居の下の小さい子たちがより小さく見えます。

鳥居をくぐって少し脇にそれると、緑豊かで広々とした公園があります。駅の出口を出たところといい、この公園といい、コンクリートジャングルの東京都心とは思えぬ清々しさです。

パリにはこんな感じの雰囲気の良い公園がたくさんあったのですが、まさにそれを彷彿とさせるゆとりのスペース感。木陰で涼しく、とてもいい空気が流れていました。

公園をさらに進むと水が流れるモニュメントがありました。説明書きの最初の部分を読んで胸が痛みました。

プレートの字は読めますでしょうか。硫黄島、レイテ島、マニラ・・・戦地から集めてきた石だとのことです。

あ、これはニュースで見たことある木ですよね。桜の開花宣言を決める標準木です。

これもいつか見たことがありますね。能楽堂だそうです。

さて、本殿に着いたので、しっかりとお詣りしてきました。ほかに参拝する人も多くなく静かで、古くしっかりとそびえる木の感じに心が安らぎました。

ちょっと予想外だったのが、こんな素敵なカフェが境内にあったことです。

さっきの雰囲気のいい公園といい、こんなカフェといい、場所柄不似合いなイメージがあると思いますが、広大な境内だからこそマッチするということかもしれません。

お詣りの後、暑かったのでちょっと休んでいきました。テラスのソファーに座って冷たいレモネードを頼み、一息付きます。短いけれども優雅なひと時を過ごすことができました。

地下鉄の入り口への帰り道、遠くに日本武道館の屋根の上に光る金色のたまねぎを仰ぎ見ました。爆風スランプの歌にありましたね。若い人は知らないかな。

ほんの数百メートルのエリアの散策でしたが、緑豊かで実に雰囲気の良いところでした。中でも初めて訪れたあの神社は、やはりぐっと心に感ずるものが日本人の私としては、ありました。

印流おもてなしにまたやられてしまいましたが、ついでに近代日本の歩んできた歴史の重みをずっしりと心地よく心に刻み込めたのもまた、印の国のお陰かもしれませんね。

では今日はこの辺で。

また明日。

コメント

  1. オスロマルカ より:

    「大きな玉ねぎの下で」は、一時カラオケの定番でした!
    都内散歩、いいですね。長年通勤しながら、行ったことのない場所は結構ありますね。おしゃれ過ぎて、落ち着かないかな?

  2. オスロマルカ より:

    ところでビザ再申請?不吉な予感・・・。

タイトルとURLをコピーしました