海日和 海の仲間とキス釣りにワカメ拾い

海の恵み
採れたてワカメ茹で上がりました

昨日の晩にカヤックフィッシングの友達から、久しぶりにみんなで海に出てキスを釣ろうとお誘いが。春は晴天でも風の強い日が多く、なかなか釣り日和の日が週末に来ないのです。

そんな中、今日の予報は晴天でほぼ無風。土曜日にこの海峡予報はなかなかないチャンスです。ということで3人のシーカヤッカーがこぞって海に出ることになりました。

人が集まって出掛けづらいご時世ですが、海の上では下の写真の通りソーシャルディスタンスは十分に保たれています。この際、太陽の光を浴びて免疫力を高めることにしましょう。

今回だいぶ久しぶりの集まりになりましたが、気心の知れた仲間と楽しく休日を過ごすのはやっぱりいいものです。

実はちょっと(いやかなり)遅刻してしまった私。猛烈に漕いで漕いで彼らのいる場所までたどり着きます。先輩はすでに何尾か上げているようです。

キス以外は今シーズンまだ渋いみたいです。でもイワシの大群が目で見えるぐらいの深さでカヤックの傍を悠々と通過していくのを何度か見ました。

このイワシ玉を狙ってお腹を空かせたブリやカンパチ、シイラに鯵鯖などの青物がこのエリアに入って来るのは、もう遠くない将来なのかもしれません。

いよいよ今年も楽しいカヤックフィッシングシーズンが始まります。春から夏になると海況も徐々に安定して来るので、魚の多さと食い気、穏やかな海況が揃えば我々にとってお祭り状態となります。

今日はジャリメでシロギス狙いでしたが、ホウボウくんも来てくれました。美しい青い羽根(胸びれ)を広げながらグーグーと鳴きながら上がってきます。

ホウボウはお刺身も味がしっかりした白身で美味しいのですが、私が好きなのはアラから出るコクのある出汁です。新鮮なうちにちょっと炙ってから潮汁(おすまし)にすると絶品です。

キスも大きいのを始めぼちぼち釣れて、十分楽しめる釣りでした。天気よく風なく、釣果もまずまずということで満足しながら帰港します。

海岸に着くと、昨日の強風と時化で流れ着いた立派なワカメがゴロゴロと転がっていました。このまま放っておくと海の藻屑となってしまうので、もったいないので拾ってきました。

ワカメは本来3月から4月までにうちの近くの海岸によく転がっているのですが、今年は少し遅い気がします。

家に帰ったらすぐに水でジャブジャブ洗って砂を落としてから、大きな鍋にお湯を沸かして茹でます。鮮度が肝心なのです。

私はお腹が弱いので5分ぐらい十分に火を入れます。長く茹でると鮮やかな黄緑から色は少し濃くなり見栄えは落ちますが、歯応え十分で味は変わらずとても美味しいです。

ワカメとそれ以外の海藻(例えばカジメ)の見分け方は根元にメカブが付いていること。下の写真のようにフリル状の部分で、触るとワカメよりもネバネバしています。

メカブはワカメと同じように茹でてから、フードプロセッサーでかなり細かくなるまで刻みます。そこへ麵つゆを入れれば抜群に美味しいご飯の友になります。

今日はキスとホウボウの料理まで行きつきませんでした。そちらの模様はまた後日アップさせて頂きます。

またまた楽しい一日でした。難しいご時世に、楽しみを分かち合える良き友がいることと健康でいられる幸運に感謝しつつ、今日はこの辺で失礼したいと思います。

ではまた。

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