美味しいもの好きの仲間からクロモジ（漢字で黒文字）の葉と枝を頂きました。山の植物に詳しい仲間の何人かは以前からこの黒文字に注目していて、話をしてくれていました。
初めて見たのは山歩きをしている時。葉っぱを摘んで匂いを嗅いでみるととても上品な香りがしました。ちょっと山椒に似ていたような。
ちなみに高級な和菓子に付いている木の小枝を削ったようなつま楊枝は、この黒文字で作られているそうです。クロモジを練りこんだ羊羹もあるそうです。
さらに調べてみると、黒文字はあの養命酒にも入っている生薬の一つで、リラックス効果、高ぶった神経を鎮めてよく眠れるようにする作用があるとのこと。
また、痰を除き、咳を鎮めたり、気管支粘膜の充血を取る作用などがあるのだそうです。別の記事では悪玉コレステロールを下げる効果があるとも書いてありました。身体にいいこと間違いないようです。
ではさっそく作っていきましょう。水1カップ程度にクロモジの葉と枝をこのように結構たくさん入れて弱火にかけます。
煮立てる前からもう上品で爽やかな香りがします。お湯が沸いてくるとさらにフワーっと香りが部屋中に充満します。確かに喉によさそうな森のハーブの香りです。
30分ほど煮立ててまずお茶として飲んでみました。色は黄緑色で少し濁りがあります。一口含むと、安らぎを与えてくれる香りが鼻から抜けます。確かにリラックス効果、ありそうです。
ミルクと相性が良いと言われたので、ここにドボドボと、ロイヤルミルクティーを作るぐらいの量を入れてさらに火を加えて煎じます。
クロモジの独特の香りをミルクに移します。紅茶の葉とショウガやスパイス各種を入れて作るチャイを作っているような感覚です。チャイのように砂糖を入れてコップに注いで飲んでみました。
色はミルクにさほど移らないので見かけはただのホットミルクですね。ですが口に含むとちゃんとクロモジがいました。この味ミルクに合いますね。ちょっとバニラの香りに近いかもしれません。
寝る前に飲むとよく寝られるそうです。また、朝起きてから飲むのも目覚めに良いそうです。いいことばかりありそうですね。残りのクロモジの葉と枝、大事に使いたいと思います。
クロモジミルクティーの効用か、眠くなってきたので今日はこれくらいにしておきます。
ではまた。
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