新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
畑や料理、釣りなどにまつわるあれこれを、思いつくまま気の向くままに書き続けていますが、少し自分のことについて書いてみたいと思います。
自己紹介
私は会社に勤める50代前半のサラリーマンです。社会人として世に出てからおよそ30年の月日が経とうとしています。
いわゆるバブル入社の世代です。
会社員にとって一般的に50代と言えば定年まで10年を切り、子供がいれば育ち盛りの生意気盛り、といった人が多いでしょうか。私はその一人です。
仕事・家庭ともに時間の面で少しゆとりが出てきたので、去年始めたのが家庭菜園、今年始めたのがブログです。どちらも何年か前からやりたかったことです。
お陰様でどちらも楽しく続けることができていて、今では日常の大事な一部となっています。朝起きたら畑へ行って野菜の状態を見たくなり、ブログを書いたらそのあと何人見に来てくれたか気になります。
野菜は手をかければかけるほど、良い結果が出ることが多いです。水やり、草抜き、施肥、どれもそうです。
畑で採れた野菜は家庭で消費することで、家族から有難がられますし、食べきれない野菜は日頃お世話になっている方々に差し上げることで喜んでもらえます。
何より、自分で作った採れたての野菜は美味しいし安全、菜園の作業は筋トレにもなるので健康の面でもプラスです。
ブログは、そうした農作業で感じたことや気づいたことを書くことが自己表現の機会になってワクワクします。また、いつ植え付けや施肥したかなど、自分の備忘録にもなります。
加えて、ブログを書き続ける中で直面するトラブルや悩みを解決していくことで、少しでもITを学びなおしできるのではないかという淡い期待もあります。
50代をとりまく諸事情
体力気力が充実している30代・40代を過ぎて50代になると、どちらもがどうしてもピークアウトして下がっていきます。
一方で、勤め人の仕事は、ますます忙しくなる人もいれば、そろそろ時間に余裕が出てくる人もいるでしょう。数としては後者の方が多いと思います。
会社員にとって忙しくなることは基本、良いことです。より大きな仕事を任されたり昇進するとそうなりますからね。名誉なことです。
一方、ずっと40代までのハイペースで走り続けられるかと問われると、無理ではないかもしれないけれど、本当にそうしたい人ばかりではないでしょう。
ここ最近、FIRE(Financial Independence, Retire Early)が流行っているというか、それをすることを目標にする若い人たちが出てきました。
少し前はセミリタイアと呼ばれていました。ほぼ同じ意味ではないかと思っています。
早ければ30代かそれ以前にも経済的にも時間の面でも自由を勝ち得た人たちです。平日の時間の大部分を仕事に費やさなければならない反面、多趣味の私としてはとても羨ましいです。
私にとっての30代は遠い昔、FIREなんてとてもとても、二人の子供が生まれて住宅ローンを組んだばかりで、増えた責任を糧に変えて「がんばるぞ」と自分に鞭打つ日々でした。
土日は比較的休めた方だと思いますが、特に日曜日の夕方など気づけば頭の中で仕事のことをぐるぐる考えていた時間は結構長かったです。
それも仕事の一部と考えれば、起きているほとんどの時間は仕事に心を奪われていたように思います。
まさに「忙」という字そのまんまの状態ですね。
その頃は、いや今でも結構ちゃんとまじめに働いてきています。
それでも気力体力は今よりだいぶあったので、大変ながらも遊びの時間もひねり出していろいろ取り組んでいました。
でも、本当に満足いくほど楽しめるだけの心の余裕がなかったです。
まあ、都会の勤め人はだいたいそういう感じではないかと思います。
あ、私は海や山のことをブログに書いているのですごい田舎に住んでいると思われるかもしれませんが、住んでいるのは中間ぐらい、働いているのは都会です。
それが最近は子供たちも大きくなり、仕事もひと段落し、少しだけ心の余裕が出てきました。
そんなこの頃、周りの同世代や上下5歳ぐらいの人たちを見渡すと、みんなだいぶ疲れているなぁと思うことが多くなりました。
気の毒に、健康を大きく損ねている人も少なくありません。というか感覚としては誰しも何かしら抱えているような印象です。
そしてついに来た
かく言う私も、3年前に大きな体調不良のピンチがありました。
それまでやったことがないくらいの長い期間、会社を休んでしまったのです。
溜まっていた疲れがどっと噴出したのだと思いますが、原因はもうひとつあったのだと思います。
もう一つの原因とは、毎日生きていく中で優先すべきことは何か、本当の気持ちの変化です。
社会に出て以来、長年同じ感じでちょっとしたレースを走り続けてきた一つの時代に終止符を打ってライフシフトしたい、そういう気持ちが50歳になるちょっと手前からうっすら芽生え始めていました。
でも、そんなことは頭に浮かんでもそれは夢かまぼろし、あるいは考えてもどうせ実現しないので、気持ちにフタをして考えないようにしていたように思います。
本当に大事なことは何だろう、本当にやりたいことはなんだろう、と若いうちからずっと心の底にあったものが徐々に表面に浮かんできたということでしょうか。
そうした心の声と、現実社会で目の前に山となっているやらなければならないこと。
その間の歪みがストレスとして年々大きくなり地下深くのプレートに巨大なエネルギーをため込んで、ついにドカンとズレた。
そんな表現がしっくり来る、突然の体調不良だったようにも思います。
今ではすっかり体調も戻って元気に仕事をしたり遊んだりしています。
今も休む前と同じ会社で働いていますが、心の持ち方はだいぶ変わりました。
今は意識してフタを開けて、新しい自分を探そうとしています。
自分にとって本当に大事なこととはまず健康と家族、そして休日の遊びや価値観を共有できる友人だと最近しみじみ感じています。
何をやりたいのかについてはまだ分かりません。
今のところ好きなことにちょこちょこ手を出して遊んでいるだけです。
畑やブログを始めたのも、その辺りのことがきっかけでした。
あなたにとって、本当に大事なことは何ですか?
長くなりましたので、今日はこの辺で。
よろしければ、またお付き合いください。
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