瀬戸内海に浮かぶ大崎上島の旅|活け締めの鯛でフルコースを作った!

よく鍛えられたスイマーのような瀬戸内の真鯛を味わい尽くしました~。

フェリーで大崎上島の白水港に到着して車で小一時間、この日の宿泊地に到着しました。

そこから見た景色は、なんとまぁ~素敵なこと‼

遠くに見えるしまなみと、青い海と空に輝く太陽。

聞こえてくるのはさざ波の音と小鳥のさえずりだけ・・・。

これを楽園と呼ばずしてなんと呼びましょう。

うっとりしていると、この家のオーナー氏が島の腕利き仲買さんにあらかじめ頼んでおいて下さった鯛づくしの詰め合わせが届きました。

中くらいの美味しいサイズの鯛が丸ごと二尾、お刺身用にカットされた大きめの切り身が一尾分、そしてぶつ切りのアラがたっぷり、以上がセットになっています。

こちらで鯛づくしのフルコースを仕立ててゆきます。

複雑に入り組んだ激しい瀬戸内の潮流で揉まれに揉まれて育った鯛。

釣れてからまる一日生け簀で落ち着かせてストレスを取り除いてから、プロに活け締めされ捌かれた瀬戸内の鯛。

どんな食感でどんな味がするのか興味津々です。

そぎ切りにして島のすだちと南天を添えて盛り付けました。

一切れ箸で取って口に入れると、期待を裏切らない元気のいい歯応え。

住まいのある相模湾の真鯛は身が柔らかいのが特徴ですが、ここ瀬戸内の鯛は噛み応え満点で思わず笑みがこぼれます。

咀嚼すればするほど口の中にヘルシーで濃厚な旨味が広がります。

旨い!お造りを頂いた皆の顔が、一瞬驚きの表情を帯びたのち和やかにほころびます。

普通の醤油のほか、島で作っている岡本醤油のだし醤油、ごまだれの3種類のソースで楽しみましたが、どれもよく合い絶品でした。

これが噂に聞きし瀬戸内の活〆鯛のお造りです。

続いてキッチンから、オーナー自らの手によって供された塩焼きです。

よく鍛えられたスイマーのように引き締まった身体の真鯛が尾頭付きで登場です。

やはり今が旬のすだちのスライスを添えて。

一切れ口に入れるとふわっとした繊細な舌ざわりが心地よく、続いて訪れる鯛独特の香りが鼻腔を通り抜けます。

素材の良さはもちろんのこと、オーナー氏の塩加減と焼き加減が絶妙です‼

もう感無量、スバラシイの一言に尽きます。

たくさんあったアラも全部きちんと料理しました。

こちはらアラ炊きと、煮汁で炊いた愛媛の美味しい木綿豆腐と私の菜園で朝掘りして空輸してきた里芋です。

手前に見えている黒いものは、参加者の一人が目の前の磯で採って来た石毛という海藻で、手間暇かけて下ごしらえした甲斐あって乙なお味でした。

参加者それぞれが自慢の美味しいものを持ち寄って、みんなで作った絶品フルコースディナーです。

最後にオーナー氏がアラから取った出汁で澄み切った潮汁を作って出して下さったのですが、それがまた胃袋に染み入る上品な美味しさでした。

地元広島の銘酒もクイクイ進み、舞い上がってしまい不覚にも写真を取り損ねてしまったのには悔いが残ります・・・。

デザートは妻が作って持たせてくれたレモンと土佐文旦のピールが入ったパウンドケーキです。

残念ながら大崎上島産ではなかったようですが。

ドリップコーヒーと一緒に美味しく頂きました。

美味しい食事の後も話は尽きません。

お天気にも恵まれ、最高の一日になりました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

人生の楽園での滞在記はまだしばらく続きます。

よかったらまたお付き合いください。

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