先月の話、今季初の薪ストーブを楽しんだ翌朝、久しぶりの煙突掃除の様子を見せてもらいました。
自然の燃料で柔らかな暖かさの薪ストーブですが、手入れをしないといつか大変なことになります。
薪を炊き続けると煙突の中に煤(すす)が付着して煙の通り道が狭くなることによって上昇気流が起きづらくなり、燃焼が安定しなくなります。
最悪の場合は煙突の中に付着したタール状の煤に引火して火災(煙道火災)を起こしてしまうそうです。
そうなると煙突内の温度はなんと1000度にも達するとのこと!万一そうなってしまったらもう事故以外の何ものでもありません。
さて、室内の様子はこんな感じです。
ストーブから煙突が外へ向かって伸びています。
上に載っている扇風機のようなものは、ストーブの熱で動くサーキュレーターです。
天井近くにたまりやすい暖気と足元の冷気をかき混ぜて、部屋の中の暖かさを均一にしてくれる優れものです。
外に出ると煙突の全景はこのように屋根より上に伸びています。
まず写真下の直角に曲がったところに蓋があるので外します。
粒の大きな煤がこびりついでいます。
しっかりとした手袋は必須です。
それにしても結構派手に汚れていますね。
煙突内にもこのような煤がたくさん着いていると思われます。
こちらが煙突掃除用のブラシです。
長い煙突の先まで届くように太いワイヤーがコイル状に巻かれています。
巻いてあったのを伸ばして煙突内部へと突入させます。
部屋から出ている水平な部分もワイヤーを奥へ伸ばしてゴシゴシ。
中からボロボロ出てきました。
これで一安心。
本当は薪ストーブを使わなくなってすぐ、春にこの掃除をするのが良いのだそうです。
異常に気付いても補修部品がすぐに手に入らなかったりして修理するまでに時間がかかる場合があるからです。
少し遅くなりましたが、この冬も寒い山の中でも家の中はぬっくぬくの暖かさを楽しめそうです。
今度行くのはいつになるでしょうか。
そろそろ、夜は本格的に薪ストーブを炊かなければいけないぐらい寒くなってくる頃です。
薪ストーブにダッチオーブンでシチューとか、いいですねぇ。
次に行ける時が今から楽しみです。
ではまた。
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