逗子はこのところ新築ラッシュが続いています。
ずっと空き地だったところに突如、新しい家の基礎工事が始まったり、長い間住む人もなく放置されていた古民家が取り壊されて整地されている場所を本当によく目にします。
また、逗子の賃貸物件は募集すればすぐに入るようで、不動産業者に言わせれば物件の在庫が足りなくて売るものがないそうです。
世の中そんなに景気がいいわけでもないし、逗子に新駅ができたわけでもないのにどうしてでしょう。
リモートワークは職種によっては新常識
答えはリモートワークです。
コロナ禍は世の中の常識をいくつかの面で覆したと思います。
その一つにリモートワークの定着があります。
わずか2年前、毎日勤め先に通うことは当たり前でした。
筆者の職場ではリモートワークの制度こそあったものの、利用する人はごくわずかで、どうしても会社に来られない事情のある人だけが使うものでした。
会社に行った方がコミュニケーションや生産性が良くなる等、当時信じられていた理由はありますが、実は家でもできる仕事もたくさんあったのではないかと思います。
それがコロナ禍によって突然、務め先や職種によってはリモートワークが出勤に代わる日常になりました。
コミュニケーションの問題が生じたり生産性が落ちたかと言えば、筆者の職種に限った話で言えば何ら支障はありません。
行き帰りで毎日2時間以上かかっていた通勤時間が必要なくなった分その時間を有効活用すれば、支障がないどころか仕事・プライベート両面においてプラス面の方が多いように感じています。
感染拡大が収まったとしても、リモートワークは減りこそすれ、もはや無くなることはないと思います。
なぜ逗子でリモートワークなのか
共働きの夫婦は両方ともリモートワーク、もっと言うと大学に通う子供もリモート授業で家族全員がリモートという場合もあるのではないでしょうか。
そうなると都会の手狭な住処では、一人ひとりに快適なリモート環境を確保するのは至難の業ではないかと思います。
逗子なら、場所にもよりますが東京23区内で払っている家賃と同じ額で1.5倍から2倍の広さの物件に住むことができる可能性は高いです。
筆者の場合は、子供が大きくなったので2年半ほど前に逗子市内の別の家から今の家に引っ越してきたところへコロナ禍がやってきました。
今住んでいるところは幸運にも家族一人に一部屋を確保できていて、私は快適にリモートワーク、大学生の娘はリモート授業を受けることができています。
引っ越す前の家ではそれはとても不可能でした。
ラッキーだったとしか言いようがありません。
リゾートであり生活者の街でもある逗子
逗子がリモートワークに向いているところはそれだけではありません。
休み時間と土日の充実です。
逗子には豊かな自然環境、富士山が見える海もあれば本格的なトレイルのある山もあります。
夏には美しい海岸をめがけて観光客が訪れるリゾート地なので、ここが日本のハワイだと言う人もいます。
まあハワイとはだいぶ違うとは思いますけど、朝の仕事前や昼休みにぶらっと砂浜を散歩しに行くなんてこともできます。
夏の日の夕方、ぶらっと歩いて行って海の家で生ビール飲みながら一休み。
たまにはいいもんです。
週末に小舟でちょっと海に出ればこんなに釣れる日もあります。
山は山で、日帰り山歩きにちょうどいいトレイルが何本かあって、半日かけて歩き回れば森のフィトンチッドとマイナスイオンのシャワーで平日のストレスなど吹き飛びますよ。
そんな自然豊かな逗子ですが、生活に不便をきたすほど田舎過ぎることもありません。
スーパーは3軒、逗子を本拠地とする老舗のスズキヤと、数年前に新装オープンしたOKストア、そして最近できた業務スーパーがあります。
コンビニも数軒あるしマックもモスバーガーもスタバも牛丼の松屋もカルディもマツキヨもオリジンもあります。
チェーン店もいいのですが、逗子のいい店はなんといっても昔ながらの個人商店です。
駅前の魚佐次にはいつも人だかりができて賑わっています。
地物を中心に新鮮な魚が手ごろなお値段で並んでいます。
味のある調剤薬局や
これまた味のある着物屋さん。
ほっこりする昭和の街並みがそこにあります。
お店が集まっているのは駅前ですが、適度な大きさの店が適度にあってちょうどいいサイズ感なのです。
通勤もちゃんとできます。普通に座れます。
そんな快適なリモートワークができる逗子ですが、出社が必要な時にはちゃんとできます。
逗子はJR横須賀線と私鉄の京急線の、いずれも始発駅ですから一本待てば必ず座って約1時間、品川・東京・新宿まで行くことができます。
京急の場合東京へ急いで行くには金沢文庫で快特など早い電車に乗り換えなければならないことが多いですが、JRは東京まで、時には千葉の成田空港や君津まで直通運転です。
仕事帰りはグリーン車でビール飲みながら、なんてこともできます。
これ以上もう何も要りませんね。
結び
我がまち逗子のご紹介、いかがだったでしょうか。
逗子のことを愛し過ぎているので、語り始めると止まりません。
40代の始めに引っ越して来て、もうここから離れることは考えられません。
こうやって心豊かに暮らしながら、やがて来る次のライフステージをどうやって過ごすか、ゆっくり時間をかけて考えるとしましょうか。
というわけで、今日はこの辺で。
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