銀杏の季節 手間をかけた分美味しさはひとしおです

山の恵み

今月のはじめのこと、台風が去った後、台風一過で快晴となりました。

畑の近くの神社のいちょうの木の下に銀杏がたくさん落ちていました。

いちょうの漢字は銀杏、ぎんなんの漢字も銀杏、紛らわしいですね。

それはともかく、手袋をしてたくさん拾ってきました。

あークサっ・・・。

ここに水を入れて、しばらく日なたに放置して皮を柔らかくします。

そのまま数日放置すると、もっとクサイクサイ・・・。

一週間ほど経った頃でしょうか、おそるおそるスプーンで触るとだいぶ柔らかくなっていました。

今こそ立ち上がる時だ、と一念発起して(というほどのことでもありませんが)皮を外し始めました。

しかしこの作業、すごく単調で、やっぱりクサイんです。

そんな感じで何日かに分けて少しずつ、隙間時間でこの地味な作業を家の外で進めました。

種から皮をだいたい外せたところで、今度は家の中で歯ブラシを使って、まだわずかに付いていたカスをこそげ取ります。

クサさはだいぶ無くなりましたが、今度はめんどクサイんです。

そんな気の長い作業を経た銀杏を、今度は乾かさなければならないのですが、あいにくの雨。

でも大丈夫です。

オイルヒーターの上に置いたら半日でかなりパリッと乾きました。

仕事場のすぐ脇なので、また部屋中に銀杏のアロマが漂って、これにはまいりました。

最後は晴れた日に日なたで2日ほど乾かしたものがこちらです。

やっとお馴染みの銀杏の姿になりました。

銀杏、美味しいんですよね。

手間がかかるからこそ美味しいのです。

自分でやるとよくわかります。

封筒に入れてホチキスで封をし、電子レンジで1分ほど加熱するとポップコーンのように皮がはじけて中身が出てきます。

フライパンで煎っても同じことですが結構時間がかかります。

銀杏は食べ過ぎに注意、子供は特に中毒になりやすいそうです。

大人でも10個ぐらいがいいところではないでしょうか。

というわけで、今晩は銀杏をつまみにして美味しいビールを頂きたいと思います。

ではまた。

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