春山と春海の幸ディナー 山菜の酒肴3種と釣り魚天ぷら、〆の若竹潮汁

山の恵み
ビールが進む進む・・・

夏日になった日曜日、海と山から採ってきた食材だけを使って名残の旬を楽しむ海山ディナーを作りました。休みの日はこういうのがいちばんの贅沢です。

まずは昨日釣った鱚とホウボウ、浜で拾ってきたワカメ、友人に頂いた山で採れた淡竹(はちくと読みます)、山荘の庭からはるばる持ってきた山椒の木の芽、野山から今朝採ってきた野芹(のぜり)に蕗(ふき)。

以上、野生の食材だけを使って何を作ったか⁈ とその前に、下ごしらえをしなければなりませんね。野生の食べ物は何でもそうです。

釣り魚は鱗をとって捌いて開いて、山菜や野草はあく抜きを、お昼過ぎからせっせとやりました。

淡竹は鍋に水と米ぬかを入れて沸騰させたら蓋をして2時間ほど放置しました。皮を剥いてあるので大きな筍ほど時間はかかりませんでした。

蕗(フキ)は水に塩を入れて一度3分煮た後ザルに採ってから皮を剥きます。すーっと剝けるのが気持ちいいのです。

皮を剥いた蕗はしばらく水にさらしておきます。その後もう一度水に食用の重曹を入れたものを沸かしてまた3分ほど煮ました。これで柔らかくなりました。

淡竹と蕗の下ごしらえが終わった絵がこちらです。

湯上りで気持ちよさそうに並んで休んでおります。

鱚とホウボウは調理過程の写真を撮らなかったので省略しますが、鱗を取って、頭を落として、鱚は背開きにして、ホウボウは三枚に下ろします。

さて、午後いっぱいかけて出来上がった成果がこちらです。

まずは一杯、ということでおつまみを。上から蕗の出汁浸し、右上が野芹のお浸しを冬に手作りしたぽん酢で、下は淡竹のメンマです。

ビールがスイスイ進む進む・・・。料理は楽しいし、飲んで食べて美味しいし、家族にもありがたがってもらえます。それが大好きな海や山の幸とくればなおさらです。

お次はメインの天ぷらです。鱚天、ホウボウ天、後ろに隠れているのは野芹天です。鱚とホウボウはサクッとフワフワで野芹天はカリっと薫る絶品でございました。

出汁はホウボウの頭で取った出汁で、ワカメは海岸に打ちあがっていたのを拾ったもの、淡竹は近隣の山で採れたもの、山椒の木の芽は山から持ってきて庭に置いてある木から。

絶妙なお出汁に春山と春海の代表選手たちがそれぞれスバラシイ仕事をしてくれて、それはそれは美味しく頂けました。

食材調達と下ごしらえに料理と、なかなか大変ではありましたが、長い休みの贅沢ということで満足して1日を終えることができました。

ということで今日はこの辺で。

ではまた。

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