崖の下農園 心のオアシス 地域の皆様にもご愛顧頂いております 

家庭菜園
崖の下農園の夏野菜、美味しいよ~

私たちが野菜を育てている場所は閑静な住宅地にある近隣のお寺さんの所有地で、かなり前にはアパートが建っていたそうですが、立地が良くないということで取り壊されて空き地になったのだそうです。

すぐ裏が切り立った崖になっていて土が少しずつポロポロ崩れて来るからでしょうか。大地震が来たらどうしようとかなどと考えると確かにちょっと心配かもしれません。

空き地になった後は特に手入れをするわけでもなく草が茫々に生い茂り、ごみが捨てられたりして風紀上よろしくないところになっていたのだそうです。

そこを10年ほど前だったでしょうか、往時の発起人が畑をやりたいと所有者のお寺に掛け合って下さって、管理をしてくれるならいいよと許しを頂いたのが、今の姿になった始まりだと聞いています。

今その場所を「崖の下農園」と私たちは呼んでいます。現在5-6人で少しずつ土地を分け合って、それぞれ作りたいものを作って楽しんでいます。

新型コロナが広がってもうずいぶん経ちますが、私が畑を始めたのは偶然2020年1月ごろのコロナが世間で騒がれ始めた頃に当たります。

本当に偶然で、当時は畑をすごくやりたかったということでもなかったのですが、2019年末の忘年会で隣に居合わせたSさんが、野菜を作っていることを知っていたので、何の気なしに聞いてみました。

そういえばあの畑、一坪ぐらいでいいので空いていませんか?と。そうすると意外にも、あ、僕今年はやってなくて来年もたぶんやらないから、どうぞ全部使ってください、と言っていただけました。

彼がやっていた場所は面積にして30平米ぐらいかと思います。初心者が畑を始めるにはちょっと大きすぎるんではないかと当時思いました。

しかし、1年経った今ではもっと大きな畑が欲しくて仕方がありません。どうしてこんなにのめりこんでしまったのか自分でも分かりませんが、眠っていた遺伝子が突然目覚めたという感じかもしれません。

20年の年明けから、草で覆われて固くなっていた土をシャベルで掘り起こして、畑に常備されている牛糞堆肥を何度も運んで土に混ぜ込んで、少しずつ畑らしい感じにしていきました。

そしてNHKのやさいの時間という番組のテキストを1年間購読するといつ何をしたらいいか頭に入ると言われたので、言われた通りにやってみました。

最初に植えたのはジャガイモでした。インカの目覚めという品種の種芋がホームセンターに売っているのを見付けたので買ってきて、3月に植えました。

その後も春野菜、夏野菜と作っていくうちにどんどん畑にハマっていく自分がいました。雑草や虫との闘いも経験し、一層愛着が出て来くるわけで、最初は畑に行くのは土日だけでしたが、気づくと毎朝、どころか一日に何回も行くようになってしまいました。

夏になると野菜が食べきれないくらい採れるようになったので、無人販売をやろうということになり友人と一緒に廃材を組み立てて一日で作り上げました。

野菜を置くとだいたいその日のうちに完売、飛ぶように売れます。地域のバザーに出品したりなどもして、販売収入は肥料代にしたり、種や苗、支柱などの道具代に充てたりします。

今、畑で仕事をしていると、植わっている野菜や花のことを通りがかりの人が話題にして下さっているのが聞こえてきます。

時には話しかけられもします。花がきれいとか、この前買ったバジルがとってもいい香りだったわ、とか、野菜を置いて頂いてありがとうございますなんてことも言われたりして、こちらこそありがたい限りです。

もともと趣味でやり始めて、在宅勤務が多くなった時期とたまたま重なったこともあって日々のルーティンになった畑仕事。

今では野菜の世話をすることで癒され、朝の運動にもなり、家族にも新鮮野菜を食べて喜んでもらえ、地域の皆様のお役にも少しは立ち、とイイことしかない家庭菜園です。

これからも楽しく続けていきたいと思います。今日は文字が多くなりました。最後までお読み頂きありがとうございました。

ではまた明日。

コメント

タイトルとURLをコピーしました