年末に漬け始めた塩レモンが3週間の時を経ていい感じに発酵が進んできました。
モロッコでは肉や魚の匂い消しと味付けに、イスラム教で使えない料理酒の代わりにこの塩レモンを使うんだそうです。
モロッコ料理に私はあまりなじみがないので、日本人向きの使い方を研究しようと思います。
今までに作ったいくつかのメニューは、美味しかったものもあれば、イマイチだったものもありました。
塩レモン鶏のグリル(とスープ)
最初は現地モロッコでの食べ方に近いけどスパイス控えめな食べ方を、ということで鶏の手羽元をたっぷりの塩レモンに漬け込んで焼いてみようと思います。
どれくらい入れたらいいのか分からなかったので、レモン味がしっかり乗るようにとかなりガッツリ入れました。
良い匂いです。この状態で一晩冷蔵庫に置きました。
そして魚焼きロースターで焼いてみました。
こんがり焼き色が付いたところで緑色が欲しいと思ったので庭のパセリを摘んできて散らしました。
見た目はオッケー。
味は?・・・ちょっとしょっぱ過ぎました。
レモンを大胆に入れたのがアダになってしまいました。
レモンに対して塩20%で作ったので、結構塩分高めだったのですよね。
味は悪くなかったので、次回塩レモン比率をぐっと減らしてもう一回トライしたいと思います。
残りの塩レモン鶏は、細かく刻んだ白菜・ニンジン・玉ねぎなどとスープにしたら、ほどよく塩が抜けてちょうどいい塩加減になりました。
モロッコ感をちょっとだけ出したいと思ったのでクミンパウダーを入れたのがこれまた当たりでした。
(でも写真を撮るのを忘れました。)
副産物の方が美味しかったという、ちょっと残念な結果でした。
塩レモンのお湯割り&塩レモンサワー
レモンの爽やかな匂いと酸味・苦みが、飲み物にしたら美味しいんじゃないかと思って、おなじみの焼酎ドリンクを二種類作ってみました。
どこかの記事に、塩レモンは日本でいうところの梅干しと書いてあったので、それならお湯割りで行けるんじゃないか、ということで早速やってみました。
塩レモンの発酵のしるし、白濁とろーりの液体がお湯に溶け出して魅惑のルックスになりました。
ひとくち飲みました。
うまい!ちょうどいい塩味でまさにお湯割りです。
香りはレモン。当たり前ですが。
これはいけます。
二杯目も同じレモンでやりましたが、これも梅干しのお湯割りと同様、一杯目より薄くはなりましたがまだ美味しいお湯割りになりました。
お湯割り、もう一度やってみたいリストに入りました。
お次は塩レモンサワーです。
なかなかバエてるんじゃないでしょうか。
商品にも塩レモンサワーってありましたね。
味は・・・しょっぱい!
美味しくするにはかなりたくさん砂糖を入れる必要がありそうです。
やはり塩レモンレシピ、塩加減が難しいです。
塩レモンクリームパスタ
世の中にはレモンクリーム○○と名の付くメニューがいくつかあります。
きっと塩味のクリームとレモンは相性が良いのだと思います。
リモートワークの昼ご飯を自分で作っているので、昼休みに手早く作れるものということでパスタを作ってみました。
これは見た目も味も今まで作った中でナンバーワンでした。
失敗から学んだことが生かされたと思います。
美味しかったのでレシピを書いておきます。
材料
- 塩レモン:一かけ(レモンの6分の1ぐらい、味見をしながら少しずつ投入)塩レモンの作り方はこちら→モロッコの万能調味料 Citron Confit|塩レモンの作り方
- バター:20gぐらい
- 玉ねぎ:小3分の1
- 生クリーム:100ccぐらい
- パセリ:適量
- パスタ
作り方
- パスタを茹でます。
- その間に玉ねぎをスライスします。
- フライパンにバターを入れて弱火で熱します。
- バターが溶けたら玉ねぎを入れて炒めます。
- 玉ねぎが透き通ってきたら生クリームを加えます。
- 生クリームが沸騰してきたら塩レモンを少しずつ入れ、こまめに味を見ながら好みの塩味になるまで増やします。
- パスタが茹ったらレモンクリームソースと和えて盛り付け、最後に刻んだパセリを散らします。
塩レモン、まだまだ修行が必要です。
まだまだたっぷりあるので、無駄にしないよう美味しく活用できるようになりたいと思います。
ではまた。
高級フライパンのお店 PENTA & ruhru
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