初物の里芋と手作りニンニク味噌で「きぬかつぎ」を頂く

山の恵み
ゆでたてホヤホヤです~

とれたて山ちゃん

最近とても気に入っているお店があります。

山ちゃんというお店ですが、飲み屋とかそういうところではありません。

野菜の直売所なんですが、地元ではなくて、いつもの山小屋に行く途中にあって、家から1時間以上車で走ったところです。

9時開店で、山小屋へ行くときは込み具合によってだいたい8時30分~50分ごろにそこの前を通ります。

ローカル色溢れる小さなお店ですが、時間にはとても厳格で9時になるまでは何があってもお店を開けてくれません。

なので今日も15分ほど休憩エリアで待ちぼうけでした。

見ての通りなかなか開放的な作りなのですが、なにげに入ろうとするとダメダメと複数のお姉さん(私よりお姉さんの意)たちにブロックされてしまいます。

一緒に行った仲間としゃべりながら待って、ようやく開店して中へ招き入れられました。

初物のミカンや、旬の栗やムカゴ、秋ナスなどが並んでいます。

どれもお値段はリーズナブル、地のものしか置いてなくて、すべて露地ものというこだわりようです。

野菜以外のものもあって、珍しいところでは鹿の角(置き物用?それとも精力剤?)、すっぽんの缶入りスープなんかも置いてあります。

先ほどの”お姉さん”に今日のおススメを聞いたところ、イチ押しは掘りたての里芋で、茹でてから味噌を付けて食べる「きぬかつぎ」がとても美味しいとのこと。

私は最近聞いた食べ方ですが、地域によっては十五夜の頃に食べる習慣があるのだそうです。

ありますあります。

里芋ひと袋200円で、めっちゃいっぱい入っています。

素直におススメに従いレジで精算をしていると、うちのニンニク味噌を付けて食べなさいと、さっきのお姉さんから二度ほど強い意志のこもったアドバイスがあったので、若輩者の私は逆らえるわけもなく、素直に従います。

これがそのニンニク味噌です。

キュートなステッカーに胸がトキメキます。

「きぬかつぎ」の作り方

さて、山小屋に着いて、食事の支度です。

タワシで里芋を洗って土を落とします。

タワシで洗った里芋の端を切り落とします。

切り口を下にして鍋に並べて、水を里芋が半身浴するぐらいまで注ぎます。

鍋のふたを閉め火にかけて15分ほど蒸し煮にします。

時間が来たら竹串などで刺して硬さを見ます。

すーっと通るようなら火を止めます。

里芋の切り口を上にして皮の部分を指で軽く絞ると皮がつるっと剥けて芋が出てきます。

こういう状態で口に入れると、おっと、これは美味しい!

里芋の新鮮さが感じられます。

味噌にはニンニクだけでなくごま油や唐辛子も入っていて、とても美味です!

あの強い押しにはちゃんとワケがあったということが判りました。

味噌のほかにも、シンプルに塩を付けて食べても美味しかったです。

しょうゆでもいいと思います。

素材を味わう季節のご馳走でした。

さて、今日はそろそろ休みます。

ではまた。

コメント

  1. オスロマルカ より:

    「山北ねえさん」は、イラストから想像するに意外と可愛く美形だったのでは? 次回は、サトイモと一緒に山小屋にお持ち帰りルポを期待しています。

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