完璧に下処理された釣りサワラがもう最高! お刺身は一日にして成らず

海の恵み
美しい断面に見とれてしまいました。

今年は、海山キッチンという名に反して海からの収穫が少ないことが実はずっと気になっています。

畑に夢中になるあまり海に出ることが減っているのと、出ないから余計に釣れなくなって、そうすると釣りに行きたくなくなる。

そんなスパイラルにはまっていて、仲間が次々と大物を釣ってくるのを横目で見ながら、畑仕事に精を出す日々が続いています。

去年はもうちょっと釣れたと思うのですが、今年はさっぱりです。

そんな中、友達からサワラ釣れたので要りませんか~とまるで天使のようなお声がけを頂きました!

ありがたやありがたや~。

黒い斑点はまさしくサワラのそれです。綺麗な魚体ですね~。

美しくてため息が出ちゃいます。

三枚に下ろして、片側は皮目に切り込みを入れてからバーナーで炙って、厚切りのお刺身にしました。

お皿がちょっと小さめでした。盛り付けがイマイチで申し訳ありません。

わさび醤油で頂いてみると、こっ、これは!!!

なんという繊細で味わい深いお刺身なのでしょうか。

あっさり目で柔らかい身は旨味たっぷりです。

海辺に住んでいるのでお刺身はよく食べますが、今まで食べた中でもベストなのではないかと思われる絶品でした。

魚そのものが美味しいというのもありますが、釣った後の処理が完璧だったのだと思います。

ご本人に聞いたところ、釣れたそばから海上で脳締めと血抜きをしてクーラーボックスでキープ、自宅へ持ち帰ってからさらに追加の血抜きをしてから水分をペーパーなどで取ったそうです。

それをペーパーで巻いて、さらにもう一枚ペーパーを巻いて、ビニール袋に入れて空気を抜いて密閉して、冷蔵庫で熟成。翌日にペーパーを取り換え。

素晴らしいです・・・。

プロの魚屋さんでもなかなかそこまで丁寧にやってないのではないかと思います。

私がお刺身で頂いたのは釣れてから4日目、ちょうど美味しく熟成された頃合いというのもあったのでしょう。

美味しい刺身にはワケがあるというのがよく分かりました。

3枚に下した真ん中の骨周りもロースターで塩焼きにして、山椒オイルをかけて頂きました。

これも実に美味しかった~。

頂戴する命、骨も皮も食べられる部分はすべて頂くように心がけています。

久しぶりに本当に美味しい魚を堪能させて頂き、感謝感謝です。

もう片方の身は、そう、サワラの西京漬けにしました。

こうして切り身にして

西京白味噌に酒・みりん・砂糖を加えた味噌床を作って漬け込みました。

2~3日漬け込んでから焼いた方がいいとのことなので、じっとガマンして待つことにします。

楽しみです!

それではまた。

コメント

  1. オスロマルカ より:

    良質のさわらフィーバー、こちらも十分頂いた気分になれました!
    特に焼け目を付けたお刺身のビジュアル最高です。本当に美味しそう‼
    こちらの海にも居るようなので、狙ってみます。

    • umiyamakitchen より:

      鰆と書いてサワラですが、秋も十分美味しいということが分かりました。西京漬けも作って昨日頂きましたが、こちらも身の食感が絶妙で魚の旨味が味噌床と絡み合って、まさしくご飯泥棒でした。そちらでも潮流に揉まれた良質なのがいると思いますから、釣れるといいですね。海山

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