アスパラがだいぶ伸びてきました。先週まで週に2本しか出てこなかったので、希少なアスパラを二等分して、大きな鍋で計90秒、最初の30秒は下半分、残りの60秒は上半分を鍋に追加という具合で丁寧~に薄い塩水で蒸し煮して、ビールの友として恭しくいただいていました。もともとアスパラ好きな私ですが採れたては一段と美味しく、もう絶品なのです!
今週は一株から4本出ていますから、妻のレモンサワーの友としても供することができそうです。この株は去年の春に植えました。アスパラは一年目から二年目はなるべく採らない方がいいと言われていて、去年は細っそいのが少ーししか採れませんでした。今年はなかなかどうして、図太い元気なやつがにょきにょきと安定のペースで出てくれています。でもまだ少ないので生産者の特権として私のビールの友にしかなっていません。この前の冬にもう一株植えたので、来年の今頃は毎週、家族全員にこの幸せを分け与えてあげることができるのではないかと期待しています。ほんとに美味しい!
こんな畑ラブな私ですが、家庭菜園と私のご縁は今からうん十年前にさかのぼります。父がやはり家庭菜園が好きで、実家のはす向かいにあった空き地を借りて、夏になるととうもろこし、トマト、ナスなどいろいろ作ってくれました。それに触発されたのかどうか、まだその頃は好き好んで家庭菜園をやっている人などほとんどいないと思われる十代でしたが、十代なりにストレスというか何かとモヤモヤしていて、気分転換の一助として無性に畑を始めたくなりました。その一年はかなり没頭して家庭菜園をやっていた記憶があります。ちょっと変わってましたね。
当時は家庭菜園の野菜とスーパーで買ってくる野菜の味の違いなどと分からなかったのですが、今では新鮮な野菜の味の違いはよーく分かります。人間は年を重ねるといつまでも味覚が発達し続けるのですかね。美味しいお酒とまあまあのお酒の味がだんだん分かるようになってくるあれに似てるんでしょうか。人間の脳もAIのように何千何万の味のパターンを長い年月を経て覚えていくと舌から脳へ伝わった信号をちゃんとメモリーに記憶してくれていて、美味しい美味しくないを判断してくれるようになっていくように思います。年齢を重ねるのも悪くないですね。十代の頃からうん十年やっていなかった畑ですが、幸せを運んでくれる趣味としてこれからも続けていきたいと思います。
そろそろこの辺で。
ではまた。
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