台風が来始めて、オリンピックももうすぐ終わりですね。
お盆を前に夏の暑さのピークを迎えた感があるこの頃ですが、夏に欠かせないものでまだ作ってなかったのがカレーです。
幸か不幸かインドに住んでいたことがあるので、私カレーにはちょっとうるさいです。
では作っていきましょう。
材料(2-3人分)
- 植物油 大さじ1
- マスタードシード 小さじ1/2
- 畑の玉ねぎ(みじん切り) 中2個分
- ショウガ(みじん切り) 大さじ1
- ニンニク(みじん切り) 小さじ1
- 畑のミニトマト(粗みじん切り)30個(トマト 大なら2個分)
- 海老 大きめを10尾
- 生クリーム 100ml
- 無塩バター 15g
A
- コリアンダーパウダー 小さじ山盛り2
- クミンパウダー 小さじ2
- チリパウダー 小さじ1/2
- ガラムマサラ 小さじ1/2
- パクチー(みじん切り) 大さじ1
- トマトペースト 大さじ1
- 塩 小さじ1
作り方
鍋に油を入れて弱めの中火で温め、マスタードシードを入れます。
マスタードシードがはじけ始めたら、蓋をして火を弱めます。
はじける音が静まったら玉ねぎを加えて混ぜながら中火で加熱します。
玉ねぎの角が茶色くなったら、ショウガ(大さじ1)とニンニク(小さじ1)を加えます。
ニンニクの香りが立ってきたらトマトを加えて混ぜ、蓋をして弱めの中火で加熱します。
トマトが崩れ始めたらAのスパイス・調味料をすべて加えて混ぜ、蓋をして加熱します。
水分が足りず焦げ付きそうなら水(分量外)を少々加えます。
トマトの酸味が強いようなら砂糖(分量外)を少々加えるとマイルドな仕上がりになります。
私は今回、水と砂糖の両方を加えてカレーの固さと酸味を調整しました。
お好みもありますが、おそらく多くの場合どちらも入れた方が美味しくなるように思います。
トマトが崩れたら火を止めて、ブレンダーで滑らかにしてクリームを注ぎ入れます。
鮮やかなオレンジ~赤い色から優しいクリーム系の色へと変わります。
海老を加えてバターを入れ、弱火でゆっくり海老に火を通したら出来上がりです。
何か緑のハーブをトッピングするとインド国旗の色合いになります。
イタリアンもそうですが、インド料理には国旗の色の料理が多いです。
一日何回も見ている料理の色は、やっぱり国民になじみがあるのでしょうね。
今回作った海老のカレーは、現地の英語名ではプローンコルマと言います。
お味はと言えば、トマトがよく効いてやや立っている酸味を生クリームがほどよく抑えて、スパイスの香りも相俟ってクリーミーでマイルドに仕上がりました。
トマトクリーム味はパスタでも人気ですが、日本人の味覚にマッチしていると思います。
食べ盛りの息子もモリモリ食べてくれました。
ちなみに今回、お米にもこだわってみました。
近所のオーガニック食材屋さんになんと国産のバスマティ米(インドではこれが主流)が売っていたので思わず即買い、今回炊いて使いました。
現地で食べた細長ーい米よりだいぶ短い印象でしたが、お味はなかなか本場の雰囲気を出していて美味しくいただけました。
ルーで作ったカレーも美味しいですが、本格インドカレーはまた別の美味しさがあると思います。
コリアンダーパウダー・クミンパウダー・ターメリックパウダー・チリパウダー・ガラムマサラの5種類(結構たくさんありますけど)を揃えておけばたいていのインドカレーは作れます。
まだ作ったことのない方は一度トライしてみられてはいかがでしょうか。
ちょっと長くなりました。最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた。
コメント
なにか、カレーは、本格的な化学実験を見ているような料理ですね。
話は飛びますが、NHKで再放送されたドキュメンタリー「映像の世紀」でガンジーが活躍する独立前後のインドの世相を観ました。政府は超官僚組織、人民は、地べたに座り日中たむろしているだけの先入観がありましたが、インド人も”熱い!”インド国旗の中心にある輪っかは、ガンジーが提唱した「糸車運動」から来ていると初めて知りました。
カレーはやはり蕎麦屋のカツカレー派の私ですが、感心しきりの時間でした。
そうなんですか。私も住んでた割にはよく知らないので、本でも読んでみようかな。